調査にはしっかりとした情報ソースを使おう。(でないとエライ目にあいます)

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調査にはしっかりとした情報ソースを使おう。(でないとエライ目にあいます)

その情報、本当に正しいかい
うぉんさん
皆様はじめまして。
入社1月目の新人、Wonと申します。
うぉんでもOKですが、ウォンは勘弁してくださいね。

何か調査をするとき、皆様は何を利用しますか?

ネットが普及し、いつでも手軽に情報を得ることができるようになった昨今、大半の人がまずネットを利用すると思います。
PCやスマホで検索ワード入力+検索ボタンクリックで欲しい情報がズラリと表示されます。
便利な世の中になりましたが、その反面、誰が発信したのかわからない不正確な情報も氾濫しています。
先日もまんだらけ万引き犯の偽画像がネット上で出回るなどの事件がありました。
誰でも匿名で情報を発信できてしまうこのご時世、しっかりとした情報ソースを当たるべきでしょう。
特に仕事で何か調査を依頼された場合、「ネットで調べたらこうだった」で終わらせるのではなく、「ネットで調べたら○○に載っているとあったので、そこを見たら○○と書かれていた」と引用元も当たっておけば、より正確かつ客観的な情報を得ることができます。
調査結果が引用元と同じ情報だったなら、この作業は時間の無駄と思われるかもしれませんが、もし引用元と全く違う情報であったなら、間違った調査結果を報告することになってしまいます。
それでは調査とは言えません。

情報ソースを確認しなかったために起こった悲劇?

近年あった面白い例ですと、Wikipediaの情報を基にして執筆したため、そこに掲載された誤情報をそのまま記載してしまった本があります。
その本をさらに引用した本もあり、誤情報は拡散しました(現在は該当のWikipediaのページは削除され、ネタとして扱われています)。
これは調査不足が招いた事例です。著者が引用元をきちんと確認し、この部分に記載されているという所までおさえていれば起こらなかったことです。
著者として名を連ねた方々、そして出版社の面目は丸つぶれです。

実は昔から・・・

1299421707ただ、この事例は現代のネット社会だから起きたというわけではなく、いつの時代でも起きていることです。
中世の日本でも、このようなことがありました。

当時、貴族たちが集まって日本紀講(日本書紀の勉強会のようなもの)をさかんに行っていましたが、このとき
「私が聞いたことがあるのは~~」
「ある書物には~~」
「我が家の伝承では~~」
というように、正確な情報ソースを明かさないまま各々が語り合った結果、根拠のない誤情報が定説化してしまうことも多々あったようです(うちの家系は○○神の末裔だ~とかです)

なぜそんな誤情報が受け入れられたのかは、今となっては不明です。ひょっとしたら、参加した人間が誰も検証しようとしなかっただけかもしれませんが。
そのせいで、現代の研究者は「○○の根拠はどこに書かれているんだ~」と色々と振り回されております。
件のWikipediaを元にした本も、後世の研究者を混乱させる材料にならないことを祈るばかりです。

調査しようぜ

denwa
ちなみに先日、電話応対時の「もしもし」がビジネスマナー的に失礼なのではということだったので、語源についてネットで調べてみました。
定説では、「もしもし」の語源は、当時の電話交換手が電話取り次ぎを行うときに、相手(当時は高級官僚や実業家ばかり)に失礼にならぬよう「申します申します」もしくは「申し上げます申し上げます」と言っていたのが由来とされています。

ではなぜ呼びかけを二回繰り返すのかについて、面白いブログの記事がありました。
民俗学者柳田國男の『妖怪談義』を引用し、「電話では顔が見えないので、自分は妖怪・幽霊ではないと証明するために言葉を二回重ねる日本古来の風習に由来する」と記載されていました。

では何故二回呼びかけると人間なのか?

同記事で紹介されていた参考文献(『日本妖怪大事典』)を当たってみると、どうやら二回呼びかけるのは人間だけ(というより、人間が決めたルール?)で、それを知らない妖怪・幽霊たちは一回しか呼ばないという考え方らしいです。
同書では他にも、山でお互いを呼び合うのには自分たちで決めた合言葉を使うとか、一度目の呼びかけで答えると妖怪に捕まるとので二回目もしくは三回目の呼びかけで応答するようにする風習があるなどが紹介されていました。
これをものすごく意訳すると、「人間の決めたルールを守れない者は人間ではない」ということです。
では、人間の決めたルールを妖怪・幽霊が守った場合、彼らも「人間」になるのでしょうか・・・?
・・・ちょっと怖い想像になりました。
皆様の隣の同僚も、人間のルールを守っている妖怪や幽霊かもしれません(恐

ちなみにビジネスマナー的には?

「失礼と考える会社が多い」で、その理由は「学生言葉だから」(『言葉づかいの教科書』)、
あるいは「 「もしもし」は「申し申し」で、電話創生期に自分の言っていることが聞こえているかどうか確認するのに使われたことばだから、受けた側の応答としては適当ではないという人もいる。」(『笑う敬語術』)という説明がありました。

しかし、『妖怪談義』に当てはめてみると、このようにも考えられます。
「失礼だと思う社会人が多いから、使うのは控えよう。これを守れない者は社会人ではない」
皆様、決められたルールはできるだけ守りましょう。でないと、妖怪になってしまうかもしれません。

最後に

まさかビジネスマナーの話から妖怪の話につながるとは思いもよりませんでしたが、これも見聞を広めたと思うことにすれば、調査にかかった時間は無駄ではないと思います。
今後何かのネタに使えるかもしれませんし。
ともあれ、しっかりした情報ソースをもとにした調査を心がけましょう。

以上、Wonでした。

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